ぎっくり腰

という流れになります。

また、筋肉に連動性がなくなるというパターンも存在します。

特に腰回りの筋肉はコルセットが何重にも重なっているような構造になっています。

それらは常に連動して体を動かしていますが、どれかが足をつるように神経圧迫によって痙攣（けいれん）してしまうと、ぎっくり腰を発症させてしまいます。

関節の可動域制限が起こる理由は交通事故や怪我等もありますが

圧倒的に日常生活の積み重ねであることが非常に多いです。

例えば座り方。

足を組んで座ることがあると、上になっている足側の骨盤は後ろに傾きやすくなります。

それが何度も重なると、どんどん悪化していき最終的には腰に大きな負担となりぎっくり腰となってしまいます。

また自分自身ではラクだと思われがちな猫背の姿勢。

本来腰の骨は前に湾曲することで一番ラクな状態になるように設計されています。

ですが猫背は全くもってその逆で、一時的にはラクなものの、蓄積していくと筋肉は大きなダメージを負うことになります。

重たい荷物を自分と距離がある状態で持ち上げようとしたり、

急に振り返る動作をした時に腰に負担がかかったりと、日常のちょっとした動作の繰り返しが

ぎっくり腰を誘発してしまうのです。

ぎっくり腰は一見、瞬間的に起こった怪我のようなイメージですが、

小さな積み重ねが大火事を起こしてしまうということをご理解いただきたいです。